骨粗鬆症とは、骨の量が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。骨粗鬆症になっても痛みはないのが普通です。しかし、転ぶなどのちょっとしたはずみで骨折を起こします。何もしていないのに、背骨が折れていたということもあります。
「骨粗鬆症になる原因」 骨が作られる(骨吸収)と骨が新たに作られる(骨形成)を繰り返しております。骨粗鬆症はこのバランスがくずれることをいいます。閉経後の女性は、女性ホルモンであるエストロゲンが減少し、骨破壊の抑制が効きづらくなります。これが、閉経後骨粗鬆症の主な理由です。
寝たきりになる原因の1位 脳卒中、 2位 認知症 3位 高齢に老衰 4位 骨折、転倒 5位 関節疾患
上記の順位からみても、2位、3位、4位、5位の上位4項目に骨粗鬆症は関係しています。
健康寿命を延ばすことにいかに骨粗鬆症が大切かがわかるかと思います。
1)骨密度検査
日本骨粗鬆学会ガイドラインで最も推奨されるDEXA法を使用しております。腰椎と股関節の骨の骨密度を計測します。より正確な骨密度測定が可能です。
骨が現在破壊されている度合いが強い時なのか、骨形成が十分起きているときなのかを推測することができます。これが、骨代謝マーカーというものです。骨形成する骨芽細胞と骨吸収する破骨細胞の働きを採血でみることができます。
骨粗鬆症の薬は大きく3つ分かれます。
上記3つの種類の薬には、飲み薬と注射があります。
これらの中で、患者様に最適な薬を選択いたします。
骨粗鬆症との闘いは長期を要します。簡単には治りません。骨粗鬆症は、運動、食事、に加え、有効な薬を的確に使用することにより、ある程度コントロール可能な状況になりつつあります。是非、自分にあった投薬を受けるようお勧めいたします。
骨粗鬆症の薬には高額のものもあります。長期投与となるケースがあり、この医療費も重要な要件になります。このところも当院では、詳しくお話しして、その上で、患者様に最適な投薬をいたします。
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